海外向け転売ビジネスの注意点とは

かつてなら、海外向けの転売ビジネスというと、専門の貿易業者でなければ、簡単ではありませんでした。

しかしながら、インターネットの普及によって、特別な知識や経験がない、個人でも、海外向けの転売ビジネスに取り組みやすくなっています。日本のアニメや漫画、ゲームなどは、海外でも根強い人気を誇っています。

例えば、日本初のアニメキャラクターであるポケモンは、ポケモンゴーとして、世界的なヒットゲームとなりました。
こうした、海外でも人気の日本商品は、アニメや漫画、ゲームなど現代的なものだけではありません。

日本の伝統的な着物、刀剣、家具なども、海外でも根強い人気を誇っています。こうした日本の商品は、日本国内でなら簡単に手に入りますが、海外では、購入することは簡単ではありません。

しかしながら、インターネットを通じて、日本商品も、海外でさかんに購入されるようになっています。例えば、世界的な販売サイトである、アマゾンやイーベイといったサイトを使えば、国外の個人客でも、手軽に日本の商品を購入できるようになりました。

もちろん、海外客とのやりとりは、英語が基本となるため、基本的な語学力は必要ですが、最近では翻訳ソフトも普及しています。

ただ、注意が必要なのは、日本と海外との商習慣の違いではないでしょうか。商品に不満がある場合、日本よりも、海外客のほうが、強くクレームを送ってくる場合があります。日本国内の購入者であれば、返品や返金といった手続きも、簡単にできますが、海外向けとなると、こうした返品や返金といった手続きに時間がとられることもあります。

また、アマゾンやイーベイといったサイトでは、出品者としての評価が大切になります。こうしたクレームをたびたび受けるようになると、出品者としての評価が下がったり、その結果、購入してもらいにくくなることもあります。
最悪の場合には、出品者のアカウントが停止されることにもつながりかねません。

そのため、アマゾンやイーベイといったサイトでは、なるべく高い評価をもらえるように、出品者は注意を払わねければなりません。
とはいえ、海外向けの転売ビジネスでは、発想がカギとなるのですが、運悪く、商品が届かなかったり、紛失するといったトラブルに巻き込まれることもあります。

たとえそれが、出品者ではなく、配送業者の責任であったとしても、クレームの行き先は出品者になってしまいます。
こうしたことから、ビジネスとして、海外向けの転売に取り組んでいる人のうちには、このような配送ミスを見込んで計画を立てている人も少なくないようです。

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